「友人が出演するクラシックコンサートに行くんだけど、何か差し入れを持って行った方がいいのかな・・・?」
「手ぶらで行くのは失礼なのかな・・・?」
「どんな差し入れを持っていけばいいのか、わからない!」
友人や知人が出演するクラシックコンサートに招待されたら、お花や贈り物の差し入れをしたいところですよね。
でも、どれくらいの金額でどんなものを持って行けばいいのか、どうやって渡せばいいのかもわからないと、せっかくのコンサートもドキドキして楽しめないのではないでしょうか。
筆者は、コンサートでの贈り物を贈る側だけでなく、出演者として「贈り物を受け取る側」の経験も豊富にあります。
個人的な経験も交えて紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも花束や差し入れは必ず必要ではない
友人や知人が出演するクラシックコンサートに行くことになったら、何か差し入れした方がいいのでしょうか?
実は必ず必要という事はなく、あくまでも「お疲れさま」や「おめでとう」という気持ちが大切なんです。
もしも招待券をもらったのなら、お礼の気持ちを込めて贈り物をした方がスマートな対応といえますね。
【体験談】コンサートに来てくれるだけで出演者は嬉しい
出演者側は、贈り物や差し入れがないとどのように感じるのでしょうか?
私はピアノ演者としてコンサートにたくさん出演しています。
もちろん花束や贈り物を頂くこともありますが、基本的にコンサートに来てもらえることが一番嬉しいので、手土産がなくてもなんとも思わないんですよ。
手ぶらでいいのでコンサートが終わった後に楽屋に顔を見せてくれたら、それだけで疲れが吹き飛んでとても嬉しいんです。
クラシックコンサートに持参するのは花束?差し入れ?
「手ぶらで行くよりは、やっぱり何か持って行った方がいいよね・・・」
そんな時はどんなものを持って行くといいのでしょうか?
コンサートといえば花束?それともおしゃれなお菓子?
繰り返しになりますが、受け取る出演者側からすると「お疲れ様」という気持ちがとてもありがたいので、どちらでも嬉しいんですよ。
ですが、好みは人によってさまざまなので、贈る相手の好みに合わせた方が喜ばれます。
コンサートの定番、花束は記念撮影などに華を添えてとても素敵です。
でも持ち帰るのが大変だったりして、お花が好きなではない人だとちょっと困ったりする場合もあります。
男性なら、花束よりもお菓子などの方が無難かもしれません。
気になる予算相場はどのくらい?→いくらでも大丈夫
手土産を持って行くと決めたら、次に気になるのは予算だと思います。
気持ちが大切とはいえ安過ぎると失礼になりそうだし、どれくらいの金額が無難なのか迷いますよね。
世間の相場的には、1000~5000円程度が一般的です。
あまりに高価なものを贈ると相手も恐縮してしまうので、自分が負担に感じない程度の金額で気持ちを贈りましょう。
【体験談】私は手土産派です
先ほども述べたように私はコンサートで差し入れをいただくことが多いですが、実は「花より団子」タイプなんです。
もちろんお花も嬉しいのですが、本音を言うと花束はやっぱりかさばります。
コンサート当日はいろいろ荷物が多いので、車でないと持ち帰るのが大変なんですよ。
コンサート会場によっては公共交通機関で出かけることもあるので、そんな時はひと苦労します。
また、持ち帰った後も花瓶にさしたり水をこまめに取り替えたりと、手がかかります。
できれば生花よりはバスケット型になっているものがうれしいです。
【花束の場合】クラシックコンサートにふさわしい花束はこんな感じ
花束はかさばったり持ち帰るのが大変とはいっても、コンサートを華やかにしてくれる差し入れとして大変喜ばれます。
持って行く花束に特に決まりはなく、基本的にはなんでもOKです。
コンパクトでも華やかなものがいいでしょう。
事前にコンサートホール近くのお花屋さんをリサーチして、そこで買うと持ち運びが便利ですね。
店員さんもコンサート用の花束作りに慣れているので、お任せしやすいですよ。
ただし気をつけた方がいいのは、時間に余裕を持ってコンサートにでかけること。
花束を作るのには意外と時間がかかるものです。
しかもコンサートホール近くのお花屋さんだと、同じように花束を差し入れする人が多いので時間がかかります。
コンサートに間に合わないかも・・・なんて焦ることがないようにしたいですね。
会場に着いたら客席には持ち込まず、受付に預けた方がいいでしょう。
花束はカサカサと音が出るので、演奏中は他のお客さんの迷惑になる可能性があります。
渡すまで自分で持っていなければならないので、コンサートに集中できなくなってしまいますよね。
花束をステージで渡したい場合
花束を渡すタイミングは、最後の曲が終わったときにステージに歩み寄って渡す場面をよく見たりしますよね。
実は、ステージで渡すのはNGな場合があるので、注意が必要です。
事前に出演者やホール関係者と打ち合わせた上でやっていることあるんです。
演奏後に渡そうとしてステージに近付いても、主演者に気付かれずにステージ袖に下がってしまった・・・なんてことのないように事前に確認することをおすすめします。
【差し入れの場合】クラシックコンサートにふさわしい差し入れはこんな感じ
差し入れの品物にも、ちょっとした気配りが必要です。
- 日持ちする
- 軽い
- 苦手な人が少ない
- 食べきれなければ人にあげられる
おすすめは、焼き菓子やチョコレート菓子などです。
甘いものが苦手な人なら茶葉などもいいですよ。
お酒好きな人なら好みのお酒や飲み物を贈るのもいいですが、重いので持って帰るのが大変です。
中には「終わったらすぐに飲める」という意見もありますが、正直に言うと「自販機の方が冷たいしおいしい・・・」なんて思われる可能性もあります。
先ほどもお伝えしたように出演者としては手荷物を少なくしたい気持ちがあるので、コンパクトで品質が良いものがいいでしょう。
例えばゴディバのチョコレートのようなイメージがおすすめです。
その他コンサート贈り物のコツ
コンサートの出演者はたくさんの贈り物や差し入れをもらうので、贈り物にはメッセージカードをつけた方がいいでしょう。
メッセージというと何を書けばいいの?と悩むかもしれませんが、「誰からもらったものかがわかる」事が大切ですので、シンプルに「お疲れさま!」という短いものでも大丈夫です。
受付に預ける場合は、そこで名前を書くことが多いので必要はありません。
その他の注意点としては、「コンサートが終わったら楽屋に行くね!」というような約束も控えた方がいいでしょう。
出演者にとってどんなコンサートでも失敗は許されないので、とても緊張します。
コンサートに集中するためにも、余計な気を使わせない方がいいです。
終わった後は出演者も何かと忙しいので、会えなかったとしても仕方がないと割り切った方がいいでしょう。
まとめ
クラシックコンサートで出演者に贈り物をする場合は、贈る相手の負担にならないように選ぶのがポイントです。
「お疲れ様!」「コンサートの開催おめでとう」という気持ちが大切なので手ぶらでも大丈夫ですが、何か贈る時は相手の好みに合わせたり持ち帰る時の負担が軽いものを選ぶと喜ばれますよ。