「クラシックコンサートってつまらない・・・」
そう思ったことはありませんか?
クラシック音楽というと、曲が長くて眠くなってくるイメージがあるかもしれません。
聴いているうちに飽きてきて、
「もう行くのやめようかな」
と思うような、残念パターンにあたってしまうこともあるでしょう。
クラシックコンサートがなぜつまらないのか気になる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんなクラシックコンサートは行かない!という残念パターン5選
クラシックコンサートのなかでも「もう行かない!」と思ってしまうような残念なパターンは次の5つです。
- 内輪なコンサート
- 誰も知らない曲を演奏しちゃってる
- 演奏が下手っち
- 演奏してる側が楽しそうじゃない
- 客席がガラガラのコンサート
それでは、ひとつずつ解説していきますね。
内輪なコンサート
お客さんが常連さんばかりだと、みんな知り合い同士になってしまいます。
そうなると演奏者もそれをわかって内輪ネタばかり話すようになってしまうんです。
そこに初めての来た人がいると、知っている人だけで盛り上がっている状態をみて引いてしまいます。
なぜかというと、自分だけが輪の中に入られないような気がして居場所がなくなってしまうからです。
誰も知らない曲を演奏しちゃってる
クラシック音楽と聞くと、それだけでちょっとハードルが高い気がしますよね。
そこに、さらに知らない曲を演奏されてしまうと、なおさら面白くなくなってしまうんです。
しかし、逆に誰でも知っているような曲ばかりだと、初心者にはわかりやすいですがクオリティの低いものになってしまいます。
つまり、そのへんのバランスが必要だということなんですね。
演奏が下手っち
身も蓋もないことをいうようですが、演奏そのものが下手なコンサートは行きたくないものです。
では、なぜ演奏が下手なオーケストラがいるのかというと、考えられるのはクラシックは曲が長いから。
とくに、交響曲は40分を超えるものがほとんどです。
市民オーケストラなどでは、交響曲が入ると覚えるのも大変。
何度も聴き直し、そのうえ練習時間を要すると準備不足になることもあるでしょう。
そうなると、演奏がうまくできなくなり、曲の良さも全然伝わってこなくなります。
演奏してる側が楽しそうじゃない
クラシックコンサートでは、アマチュアのオーケストラは必ずしも演奏に関してクオリティの高さは求められないんです。
ただその代わり、演奏する本人たちが思いっきり音楽を楽しんでいるかどうかがキーポイントになります。
演奏が上手じゃなくても、演奏者が音楽を楽しんでいれば良いということ。
アマチュアで、しかも楽しく演奏をしていないコンサートでは正直良いところもなくなってしまいます。
客席がガラガラのコンサート
もうひとつ残念なパターンだといえるのは、客席がガラガラのクラシックコンサートです。
箱に対してお客さんの人数が少なすぎると、それだけでなんだか寂しいコンサートな印象になってしまいますよね。
こうなる前にあらかじめ客数を想定しておいて、それに合った会場を抑えることが大事なんです。
もし明らかにパラパラの客席になるとわかっている場合は、テープなどで座る場所を限定しておくと良いでしょう。
たとえば前列真ん中のブロックのみに限定すると、会場が寂しい雰囲気にならずにすむということです。
日本のクラシックコンサート、もっとこうなれば良いのに!という勝手な希望
クラシックコンサートで、残念なパターンを5つ紹介してきました。
では、私が思う「日本のクラシックコンサートはこうなれば良いな」というのをピックアップしてみますね。
チケットレス化
ヨーロッパでは、主要なホールでのクラシックコンサートはEチケットが主流。
インターネットで購入して、あとは自分でチケットを印刷するかスマホのバーコードだけでいいんです。
しかし、日本ではいまだに紙のチケット至上主義なんです。
予約をしてからコンビニや「チケットぴあ」などで発券するので、手間や手数料などがムダになってしまいます。
現代、ほとんどの人はスマホを持っているから、バーコードで入退場を管理すれば行列の解消にもなります。
そうすると、休憩の時の一時外出などにスタッフがいちいちチェックしなくても良いので、人件費も削減できるんです。
つまりは、その分チケット代も安く提供できるはずってことになります。
ライブ配信やアーカイブが楽しめる会員サイトを作るべき
日本では、クラシックコンサートはどうしても「会場に行ってコンサートを聴く」のが全てという文化が根付いているようです。
しかしそれだけでは、新型コロナウィルスのようなときに収益が立たなくなってしまいます。
月額課金の会員サイトを作っておくと、コンサートのライブ配信やアーカイブをいつでも楽しめてメリットが多くなると思うんです。
とくに日本のクラシック公演は、東京に集中しています。
会員サイトがあれば、全国どこにいてもクラシックコンサートの最前線がリアルタイムで楽しめますよね。
ちなみにベルリンフィルではすでにやっていて、世界中どこに住んでいる人でもお客さんになれるんです。
日本でもこのシステムを参考にすると、東京以外に住んでいる全国の人がお客さんになって収益も安定するはずです。
ライブ配信ならコンサートだけではなく、”リハーサルを公開する”などファンにはたまらない企画もどんどん考えられますね。
まとめ
今回はクラシックコンサートはなぜつまらないのか?どうなれば良くなるのか?について解説してきました。
ここまでを振り返ると、クラシックコンサート業界は体制が古いことから残念なポイントが多いのがわかります。
しかし、そこにクラシックの伝統的な味があって良いところもあるんです。
クラシックコンサート業界は、インターネットを使ったチケットレス化や会員サイトなど、これからどんどん便利になると期待ができるでしょう。
クラシックコンサートのなかでも当たりのものに行けば、そこにはとてつもなく深い感動が待っていますよ。