こんな疑問に答えます。
こんにちは、Arcoチェロ教室の森崎です!
冒頭のとおり、せっかくお金と時間をかけてレッスンを受けているわけですから録音に残しておきたいですよね。
いきなり結論を言ってしまいますが、音楽教室のレッスンを録音するのは基本OKです。ごくまれに録音NGな教室もあるようですが、ほとんどの場合は大丈夫。
なのでどんどん録音して、家での練習にいかしてみてください。
「君さぁ、録音機持ってきてないけど、どうして録らないの?やる気あるの?」
って怒られた経験ありますよ(汗)
自分の音を録音すると楽器の腕が飛躍的に上達します。
というわけで今回はレッスンを録音するメリットや、録音に適したおすすめの機材、録音する具体的な方法についてみていきましょう!
教室でのレッスンは録音するのがおすすめ
繰り返しですが、教室でのレッスンは基本的に録音してOKです。人によっては動画を撮影して、映像に残している方もいらっしゃいますよ。
「もしかしたら録音しちゃダメなのかも・・・業界のことよくわかんない、失礼に当たるのかな?」ってなんとなく遠慮している方も多いかもしれませんが、録音は基本的にいいことづくしです。
きっと楽器の上達も早くなるので、先生にとっても生徒さんにとってもメリットがたくさん。なので気にせず録音しましょう。
レッスンを録音するメリット【3つある】
レッスンを録音するメリットは3つあります。
- 自分の音や演奏を客観的に聴ける
- 先生から教わったことをもれなく残せる
- 先生のすごさも分かる
自分の音や演奏を客観的に聴ける
レッスンを録音すると、後で自分の演奏を客観的に聴くことができます。
これ、めちゃめちゃ勉強になるので是非やってみてください。
先生になにか指摘された時、
「いや、私それやってるつもりなんですが(汗)」
なんて思った経験ありませんか?
客観的に聴いてみると・・意外にできてない時って多いんですよ。
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↓
実際の演奏は全然そうなってない
ということはよくあります。
これは自分だけではよくわからず、録音して客観的に聴いてみた時に初めて分かります。
自分の演奏を客観的に聴くって、本当に大事なんですよね。
たとえば
- ピアニッシモで優しく弾いてるつもり→意外と雑でうるさい
- 頑張って一生懸命大きく弾いてる→あんまり鳴っていない
- 自然にリタルダンドしてるつもり→聴いてみたら、わざとらしい
上記のとおり。
自分ができていない部分が、録音を聴くと本当によくわかります。
先生になぜツッコミを入れられるのか、よくわからない人は録音してみるといいかもしれませんね。
ほんとはレッスンだけでなく、自宅で練習するときも録音してみてほしいです。
演奏って「自分がどう弾いてるか」じゃなくて「他人にどう聴こえてるか」ですからね。
先生から教わったことをもれなく残せる
レッスンで言われたことをメモを取っている方も多いと思いますが、あれってけっこう忙しいんですよね・・・
録音すれば、メモを取らなくても全部残しておけますよ。メモってどうしても書き忘れや書ききれないことが多いです。ニュアンスまで書き留められないということもあるので、後から見返して「これなんて意味だっけ?」というのもあるあるな話。
でもレッスンを録音しておけばその心配もありません。レッスン中もメモに気を取られないので、先生のお話に集中できるメリットもありますね。
先生のすごさもきっと分かる
もし先生がお手本を弾いてくれるのであれば、自分の演奏と比べることができます。
きっと「先生、うまっ・・・」となるはずですよ。
少なくとも私は学生のとき、レッスンの録音を聴き返して「やばい先生うますぎる、というか私がダメすぎる」とか思っていました。
先生のマネをして同じフレーズを同じように弾いているつもりでも、音からして全然違うんですよね。
師匠のことをさらに尊敬できるという意味でも、録音はおすすめです。
【番外編】「録音します」って言ったら先生もレッスンで気を抜かない(かも)
これは番外編のメリットですが・・・「録音させてください」って言うと先生が手を抜かないと思います(笑)
いつものお手本も、きっと気合いを入れて本気で弾いてくれるかも・・・!
レッスンの録音におすすめな機材やガジェット、アプリを紹介
レッスンを録音するメリットについてわかったところで、「何を使えばいいの?」「どうやって録音するの?」ということについても触れてみます。
音質にこだわるなら専用機がおすすめ!
もし録音に興味があるなら、ポータブル録音機で「リニアPCM」という録音方式のものがおすすめです。ダントツで綺麗に音を残せて、CDとかにもできるレベル。
今私が使っているのはローランドのこれ↓
もう何年も使っているのでだいぶ古めかしいモデルなのですが、まだまだ使えるので愛用しています。
すっかりモデルが進化していて、今はR-07になっていますね↓
かなり洗練されてる・・・こちら値段もちょっとお高めで2万4,000円くらいしますが、それだけの品質は備えているかと。
もうちょっとお安いタイプもご紹介。ちょっと品質は落ちますが、同じリニアPCMタイプの録音機で人気があるのがこちら↓
タスカムも録音機やマイクの老舗ですが、値段が安くて1万円ちょっとで手に入ります。
正直、音質は十分良いですし機能も十分かと。お仕事で会議録音やインタビューを残しておくにもいいですね。新聞記者さんもよく使ってるのでは?とにかくいろんな使い方ができます。
スマホで録るなら外付けマイクがおすすめ
やっぱりお手軽なスマホ録音にしたいな・・・という方もいらっしゃいますよね。
アプリはiPhoneやアンドロイドにデフォルトでついている「ボイスレコーダー」をそのまま使うのがおすすめですが、カメラの録画機能でレッスン風景そのものを撮るのも面白いと思います。
スマホ用のマイクは外付けのタイプがあります。たくさんあってよく分からないですが、とりあえず口コミと予算で選んでみればよいかと↓
ちなみに私はiPhone7なのでこちらに興味あり↓
SHURE コンデンサーマイク MV88A iPhone iPad用
動画の音質がアップするのはけっこう嬉しいですよね・・・旅行の時とかにも活躍しそうなので気になっています。もし試してみたらレビューしますね!
【注意点】レッスンを録音するときに気をつけるべきこと3つ
レッスンを録音するメリットについてはお分かりいただけたと思いますが、実は注意点もあります。以下3つ気をつけましょう。
- 録音を嫌がる先生もいるから事前に確認する
- 電池切れ注意【録音に頼りすぎない】
- ちゃんと聴き返そう
録音を嫌がる先生もいるから事前に確認する
いきなり黙って録音するのはあまりよろしくないです。いろんな考えの先生がいらっしゃいますからね。
私は大歓迎なのですが、中には「録音NG」という先生も。理由はさまざまですが、おそらく
- もし変なこと言っちゃったら残されるの嫌だな
- ちゃんとレッスンに集中すれば録音なんて必要ないでしょ
という感じなのかと思います。なので最初は「レッスン録音したいんですけど、いいですか?」ってきちんと確認してくださいね。
電池切れ注意【頼りすぎない】
当たり前すぎますが、電池の残量には常に気を配りましょう。
「レッスンが終わってみたら録れてなかった・・・( ;∀;)」
「途中で切れちゃってる・・・(゚Д゚;)」
どっちもあるあるです。
こうなるとショックですよね。なのでレッスン前には新しい電池に替えておく、スマホの充電をいっぱいにしておく、マイクの電池も確認する、という基本的なところはお忘れなく。
ちゃんと聴き返そう
録るだけで満足してしまうことがあるかもしれません。
ちゃんとレッスンが終わったら聴き返しましょう。
まとめ:次のレッスンから録音してみてください!
今回は教室のレッスンを録音してみよう!というテーマでお伝えしてきました。
もし自分の音をそもそも客観的に聴いたことがないなら、ぜひトライしてみてください。
機材を買うのはお金もかかるので、絶対とは言いません。繰り返しですが、別にスマホのボイスレコーダー機能で録ってみてもいいわけですし、カメラ機能で動画を撮るのもアリだと思います。
もしそれで音質に物足りなさを感じたら、なにか機材やガジェットの導入を検討してみてはいかがでしょうか?