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もしかしてチェロのレッスン、意味ない…?→大人になってからでも意味あります【ピアノも一緒】

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もしかしてチェロのレッスン、意味ない…?→大人になってからでも意味あります【ピアノも一緒】

レッスンに通っているのに、ぜんぜん楽器の腕が上達してない気がする・・・
大人になってからのレッスンって、意味ないのかな?
お金を無駄にしてるだけなの?

どうなんですかっ‼︎😭


という疑問に答えます。

せっかく時間とお金をかけてレッスンに通っているのに、思ったよりも楽器が上手くなっていないことってあると思います。

そんな時、

「レッスンって意味あるのかな・・・」
「やっぱり大人になってからのレッスンじゃ遅いのかも・・・」

なんて不安になったりすることがあるかもしれません。

もちろん先生のレッスンに問題があって上達できないということもあります。
(そうならないように私も日々より良いレッスンができるよう努力はしています・・・!)

まず結論ですが、大丈夫!大人になってからでも十分楽器はうまくなれますよ。

事実、私のところに来てくれているチェロの生徒さんは60歳オーバーのダンディズムがけっこう多いのですが、今も着実に成長されています。

でも・・・生徒さんがそもそもレッスンの意味を履き違えてしまっているケースがあります。この場合、たとえ先生がレッスンを頑張っても上達スピードはかなり遅くなってしまうでしょう。

それってかなり残念なことです。レッスンに通っているお金や時間がもったいないことになってしまいますからね。

なのでよろしければこの機会に、一緒にレッスンを受ける意味について整理してみましょう。

もりさき
こんにちは!Arcoチェロ教室の森崎です。「今のままレッスンを受け続けていいのかなぁ」というあなたの疑問が解消できたら嬉しいなという気持ちで書きました。

ちなみにこの記事ではピアノやチェロといったクラシック楽器を想定していますが、ギターやベース、ドラムなど楽器全般で言えることだと思っています。

さらに言うなら英語やゴルフ、バレエでも一緒だと思うので、他ジャンルの方も参考にしてくださいね。

レッスンに通う意味とは?【チェロもピアノも共通】

私が思うに、レッスンの意味とは以下の2点です。

  • チェックポイント
  • 小さな本番

レッスンとはチェックポイントのようなもの

まず、楽器は独学で練習していてもある程度は上手くなります。
ですが、逆の言い方をすればある程度までしか上手くなりません。

完全独学だとたぶんこうなります。

  • 変なクセがつく
  • 弾けるようになるまで時間がかかる
  • 音は並んでも、きれいじゃない

時間がかかっても着実に上達し続けられればいいのですが、変なクセがついてしまうとそれ以上うまくなるのは難しいです。

なので、エキスパート(=先生)に客観的にみてもらって適切なアドバイスをもらうことが重要。

自分に足りないものはなんなのか、逆に足りているのはどういうところなのか、うまくなるにはどういうアプローチがいいのか・・・

そういったことをプロの目線からちゃんと教えてもらうことで、最短最速でムダなく楽器の上達を目指せるわけですね。

もりさき
なんかストイックな言い方になっちゃいましたけど、単なる趣味でもちゃんと上手くなった方がいいですよね。

これがレッスンの役割のひとつです。上達までの道のりは長いので、定期的にチェックポイントを設けて正しい方向からそれないようにする、という感じですね。

ある意味では「レッスン=本番」です

もう一つの意味は、「レッスンは小さな本番」ということです。

楽器の演奏は人前で発表したり、人に聴いてもらうことでさらに上達が早まります。家で一人で弾く喜びもあるとは思いますが、やっぱりせっかく練習した成果は誰かに聴いてほしいものですよね。

もりさき
で、「人前で弾く」ってなかなか練習通りいかないんですよね・・・(笑)

練習の時にできていることが、人前で弾いたとたんできなくなる時があります。緊張して、体のどこかに余計な力が入っちゃうんですよね。

※ちなみに緊張するというのは「良い演奏をしたい」と思っている証拠なので、ポジティブにとらえてくださいね!

「人前で弾く」というと、あなたはどんなシーンをイメージしますか?

目標にしてる本番?

教室の発表会?

それともおさらい会?

もりさき
いやいや。まずはレッスンでしょう。

先生だって人ですから、「人前で弾く」という意味でいえばレッスンも立派な本番です。

もしかして「発表会では止まっちゃダメだけど、レッスンならまぁいいか」みたいになんとなく思っていませんか?

本来なら、レッスンで最初から最後まできちんと弾きこなし、

「素晴らしいわ!ほぼ言うことなし!」

・・・となるのが最高なんですよね。

もちろん、そんなに毎回のレッスンがうまくいくわけではありませんが、この意識を持つか持たないかで伸び方が違ってきます。

となると、発表会本番でのパフォーマンスも変わってくるはずですよ。

もりさき

私は師匠から何度も怒られました。

「あのさぁ、レッスンも本番なんだよね。」って。

レッスンに通っていれば上手くなるわけじゃない

たまに「レッスンしてもらってるけど上手くならない」と嘆いている方を見かけます。

もしかしたら「レッスンに通っていれば上手くなる」と無意識に思ってしまっているのでは・・・?と感じたので、はっきり言いますね。

レッスンに通ってるだけじゃ特に意味ないですよ。

先ほど「レッスンはチェックポイント」とお話ししました。

もりさき

ひたすら毎週チェックを受けているだけで楽器の演奏が上手くなりますか?

ならないですよね(笑)


それってたとえば、お医者さんに「あなたの病気は風邪です」と診察してもらっても、家で薬を飲まなかったらなかなか治らないですよね。そんなようなものです。

あくまでも自分で練習することで上手くなる

楽器が上手くなるには自分で練習を積むことが必要です。

レッスンはあくまでも練習を効率化したり、不要な練習をしなくて済むようになる便利ツールのようなもの。

もりさき
うまくなるか、ならないかはあなた次第です!

なのでもう一度お話しすると、

「レッスンを受けるだけじゃうまくならない」
「ちゃんと練習してはじめてレッスンの意味がある」

ということになるんですね。

ちなみに練習してこなくて「すみません」と謝ることはないです

たまに「先生ごめんなさい、今週は練習できませんでした、すみません」なんて言われるのですが・・・謝らなくて大丈夫です!

もりさき
私のためではなく、あなたのための練習やレッスンなんですから(^◇^)

まぁ、練習できなかった時にレッスンでなんとなく気まずいのはよく分かります。

でもお気になさらず。ここまでちょっと意識高めのことを書いてきましたが、ぶっちゃけ皆さんいろいろとお忙しいはず。どうしても練習できないときはあると思います。

そんな時は「練習に付き合う」的なレッスンのあり方もOKかと思っています。せっかくレッスンに来る時間を確保してくださったんですから、一緒に譜読みをしたりリズム練習をしたりしてなるべく有意義な時間にしていきましょう。

もりさき
もちろん、練習してきてくれた方が先生としても張り合いがあって楽しいですよ♪

明らかに意味のないレッスンだと感じたら・・教室か先生を変えましょう

ここからはほぼ余談なのですが、「このレッスンはさすがに意味ないかな」という場合は教室か先生を変えることを検討しましょう。

ぶっちゃけ先生も生徒さんも人間ですから、合わない場合があります。

相性が合わないのに無理をする必要はありません。無理してると楽器のこと嫌いになっちゃいますから。

やたら怖い
怒ってくれる先生はある意味責任感があって、真面目なんだと思います。ただ、生徒さんのために怒ってるんじゃなく自分のプライドが傷つけられたと感じて怒っているケースもあると思う。
こういう場合はあなたが楽器が嫌いになってしまう前に教室を移ることを検討しましょう。怖い感じで「分かっとるんか!」と言われたら、わかってなくても「はい!わかってます!」て言ってしまいますよね…
先生の言ってることがよく分からない
「先生の言ってることが哲学的であんまりよくわからない…」
「具体的にどこをどう直せばいいんだろう?」こんなふうに、先生の言わんとしていることが何だかよくわからない場合もあると思います。基本的にわからない事は分かるまで直接聞くべきですが、とは言えそういうことが多すぎるとお互い疲れちゃいますよね。
人っていろいろなタイプがいるもので…感覚的にものを言う人、ロジカルに考えて事実だけでものを言う人、ここまで言えば後はわかるだろう的な人、背中で感じなさい的な人などなど。もしもあなたと決定的にタイプが違う先生なら、思い切って先生を変えた方がいいかもしれません。雰囲気だけでレッスンを受けていて結局何をしたらいいかわからないようでは、なかなか上達は難しいからです。以前私のところに数学を研究しているチェロの生徒さんがいたのですが、「音程が高いからちょっと下げたほうがいいかもです」とアドバイスしたところ「何ヘルツ下げたらよろしいですか?数字でお願いします」と言われてしまいました(笑)結局その方はあまり長続きしませんでしたね。
私だけにつらく当たってくる?
ちょっと信じられないのですが、音楽教室やピアノ教室でも先生による生徒の贔屓があるようです。

それはやっちゃいかんでしょう。

教室には楽器を習いに来ているとは言え、人間関係のトラブルに巻き込まれると全く集中できません。教室に行くのも憂鬱になってしまって、楽器の事まで嫌いになってしまう可能性が高い。人間関係は相手がいるものなので修正するのは難しいです。

先生との相性が良いと上達がスムーズ

逆にあなたと先生の相性がものすごく良い場合、確実に楽器の上達が早くなります。

その先生の指導力が優れているのはもちろんですが、人間としての相性も大事ですよね。

尊敬している先生にだったら何を言われても自ら進んで言うことを聞くものです。話しやすい先生だったら悩んでることや気になってること、何でも聞けますよね。

まとめ:せっかく通っているなら意味のあるレッスンにしましょう

今回は楽器のレッスンって果たして意味あるの?といったテーマでお伝えしてきました。ちょっと長くなってしまいましたが、まとめると

  • レッスンは正しい方向に向かうためのチェックポイント
  • レッスンに通えば上手くなるわけじゃない(練習必須)
  • 先生と合わないようなら勇気を出して教室を変えよう

ということでした。

もりさき
せっかくレッスンに通うなら、ぜひ意味のある経験や学びをたくさん得ましょう。レッスンの時間が生徒さんにとっても先生にとっても楽しいものになるよう願っています。

 

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