「クラシックコンサートの休憩時間って何したらいいのかな?」
「オペラの休憩時間ってけっこうヒマなんだよね・・・」
クラシックコンサートやオペラでは、途中で休憩時間がありますよね。
意外に、何をしたらいいかわからないという方や、時間が余ってしまうという方もいらっしゃると思います。
実は休憩時間を楽しく過ごすと、さらにコンサートが楽しめるようになるんですよ。
どう過ごすかでそのコンサートが総合的に楽しめるかどうかが変わるくらい、休憩時間って大切なんです!
この記事では、コンサート通の私が休憩中のおすすめの過ごし方をお伝えします。
どれも簡単ですぐにできることがたくさんありますよ。
クラシックコンサートには休憩あり?→大体15分程度
そもそもクラシックコンサートに休憩時間は必要なの?という疑問がある方もいらっしゃると思います。
なぜ休憩時間があるのかというと、演奏者にとって長時間の演奏は、かなり負担が大きいからなんです。
例えばオーケストラのコンサートでは、序曲→協奏曲→【休憩】→シンフォニーの順番で、15分程の休憩時間が設けられています。
お客さんも長時間、座りっぱなしでは疲れてしまうので、ほどよく休憩してリフレッシュできますね。
演奏者もお客さんも、クライマックスのメイン曲をベストな状態で迎えることができるというメリットがあるんですよ。
オペラの場合は幕間にそれぞれ20分ほど
オペラの場合は、インターミッションと呼ばれる幕間に平均20〜30分、長ければ50分の休憩時間があります。
また、オペラの長さによって数回に分けて設けている場合があります。
たとえばワーグナーの「ニーベルングの指環」では、上演時間はなんと5時間にもなるので、50分程の休憩時間を2回設定しています。
参考:https://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000191_opera.html
それだけの長時間だと、歌手の負担も大きいので長い休憩時間が必要ということなんですね。
そして舞台裏では、次の幕の演出用に舞台設備を大きく変えるための時間でもあるんですよ。
クラシックコンサートやオペラにとって大切な休憩時間、せっかくなら楽しく過ごしたいですよね。
どのような過ごし方があるのか、見ていきましょう。
クラシックコンサートやオペラの休憩時間も楽しもう!過ごし方7選
一曲目からエトピリカやってくれて涙腺が…(T ^ T)
クラシックコンサートの休憩時間って1人だと超暇(T ^ T)←— 、 (@abc2ip) November 10, 2012
私も以前は休憩時間に何をしたらいいのか、わからなくて困ったことがありました。
いろいろ試しているうちに、休憩時間を有意義に過ごすとコンサートもとても楽しめることに気がついたんですよ。
そうなんです!
休憩時間もコンサートの一部なんですよ。
ここではおすすめの過ごし方を7つ紹介します。
- バーカウンターでワインを楽しむ
- ステージのすぐそばへ行ってみる
- 演奏者のCDを買ってみる
- プログラムノートを熟読
- チラシの束をチェック!
- 外の空気を吸いに行く
- 寝る
それではひとつずつ見ていきましょう。
並んでいるだけで休憩時間が終わってしまいます。
急ぎの場合は別ですが、 休憩終了よりちょっと前くらいに行くのがおすすめですよ。
休憩時間の過ごし方①:バーカウンターでワインを楽しむ
座って鑑賞しているだけでもけっこう疲れるので、飲み物でリラックスしましょう。
多くのコンサートホールにはロビーやラウンジがあるので、ワインやビール、シャンパンを頼むことができます。
もちろん、コーヒーやオレンジジュースなどもあるので、アルコールが苦手な人でも大丈夫です。
サンドウィッチなどの軽食も用意されているので、お腹が空いた時はちょっとつまんだりできますよ。
あまりがっつり飲食すると、次の上演中に眠くなったりお手洗いに行きたくなるので、ほどほどがいいですね。
休憩時間の過ごし方②:ステージのすぐそばへ行ってみる
せっかくなので、ステージのすぐそばまで行ってみましょう。
オーケストラの場合は、コントラバスや打楽器など大型の楽器がそのままステージに置いてあるのでじっくり見ることができます。
P席(ステージ真後ろの席)に行ってみると、演奏者の楽譜の書き込みなんかもうっすら見れたりします。
普段なかなか見ることができないので、とても興味深いですね。
オペラの場合は「オケピット」と呼ばれる、オーケストラが伴奏する場所をのぞきに行ってみるのもおすすめです。
楽器や譜面台の他に意外なもの(ティッシュ箱とかサンダルとか)が置いてあったりして、おもしろいんですよ。
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休憩時間の過ごし方③:演奏者のCDを買ってみる
ロビーでは、その日の演奏者のCDが置いてあったりするので、気に入った場合は買うこともおすすめです。
リサイタルの場合は、演奏後に購入者向けのサイン会があったりするので、そちらも楽しみですね。
休憩時間の過ごし方④:プログラムノートを熟読
クラシックコンサートでは、演奏される曲について解説が書かれた「プログラムノート」がもらえます。(購入する場合もあり)
作曲家や演奏者の紹介、作曲された経緯やエピソード、曲の構成などが書かれているので、この機会に曲について詳しくなっておきましょう。
演奏者について詳しく知ると、聴こえてくる音も違って感じたりするんですよ。
演奏中に読むと曲に集中できなくなるので、開演前か休憩時間に読むことをおすすめします。
休憩時間の過ごし方⑤:チラシの束をチェック!
クラシックコンサートでは、プログラムノートと一緒に入口のところでずっしりと重たいチラシの束をもらうことがあります。
今後のコンサートの予定がわかるチラシがたくさんあるので、気に入った演奏会が見つかりますよ。
休憩中に選別しておけば、必要なチラシだけ持って帰ることができます。
不要なチラシは、専用の捨てるところが用意されているのでそこに置いていきましょう。
席に放置して帰るのは、マナー違反なのでやめましょうね。
休憩時間の過ごし方⑥:外の空気を吸いに行く
コンサートホールは密閉された静かな空間なので、意外と緊張します。
新国立劇場などコンサートホールによっては、テラスがあったりするので外の空気を吸いに行くのもいいですね。
新鮮な空気で深呼吸してリラックスすると、眠気覚ましにもなるのでおすすめです。
休憩時間の過ごし方⑦:寝る
静かに鑑賞してたら、眠くなっちゃった…ということもあると思います。
でもせっかくのコンサートなので、寝てしまうのはちょっともったいないですよね。
こんな場合は、休憩中にちょっと仮眠を取るのもありです。
ほんの少し、うとうとするだけでもすっきりして、後半の演奏に集中できますよ。
休憩のないクラシックコンサートもある
「早く終わって、すぐに帰れた方が助かるなあ・・・」という場合には、休憩なしのコンサートに行くのもおすすめです。
開演時間が遅めだったり、1時間くらいの短いコンサートもあるので、仕事帰りでも鑑賞できますよ。
ルネこだいら「1hourコンサート」
参考:http://www.runekodaira.jp/1hour
19:30開演の1時間コンサートなので、忙しくてなかなかコンサートに行けないという方や通常2時間の演奏時間は長すぎると感じる方におすすめです。
ミューザ川崎シンフォニーホール「ランチタイムコンサート」
参考:https://www.kawasaki-sym-hall.jp/sp/performance/2020/92.php
平日のお昼に気軽に行ける40分間のミニコンサートです。
なんと500円ワンコインで本格的なクラシック音楽が楽しめるので、とても人気があるんですよ。
まとめ
今回は、クラシックコンサートやオペラの休憩時間におすすめの過ごし方を紹介しました。
せっかくコンサートに行くなら、休憩時間も楽しんで最高の時間にしたいですよね。
コンサートという特別な時間をちょっとした工夫で、さらに楽しいものにしてくださいね。