「クラシックコンサートってマスクしてても問題ないのかな?」
「マナー違反になったらどうしよう!」
「会場で自分だけだったら恥ずかしいな・・・」
この記事ではこんな疑問にお答えします。
クラシックコンサートが初めての方、もしくはあまり行ったことがない方だと、マスクしていいかどうか不安になったりしますよね。
花粉症の人にとっては、静かに鑑賞するためにもマスクが必要だったりします。
結論からいうと、マスクしててもぜんぜん問題ありません。
むしろマスクをしたほうがメリットが多いんですよ。
その時の経験談と一緒にお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
クラシックコンサートはマスクしてても問題なし!
繰り返しますが、クラシックコンサートでマスクをしていても何も問題はありません。
むしろマスクをすることで、お客さん同士が快適にコンサートを楽しめるんです。
【演奏者目線】ステージからみても別に気になりません
演奏者の立場でステージからみても、特にマスクが気になることは一度もありませんでした。
インフルエンザが流行っていた時期に、ほぼ全員の観客がマスクをしていたことがあったんです。
ちょっと想像してみて下さい。
観客席に白いマスクがならんでるのを・・・
さすがにそれはビックリしました。
今は予防という観点からもマスクをしている方が多い時代です。演奏者目線からもマナー違反という認識はありませんよ。
クラシックコンサートでマスクをするメリット3つ
コンサート鑑賞中にマスクをするメリットには以下の3つがあります。
- 感染予防になる
- 咳やくしゃみが響かない
- 寝てしまっても恥ずかしさが軽減
感染予防になる
と思いますよね。
でも他の人に病気をうつしてしまうのは考えものです。
当然のことですが、マスクをしていれば感染リスクが減ります。
感染症は咳やくしゃみによって空気中にまかれたウィルスが他の人に入り込んでうつる病気。
よく聞く飛沫感染ですね。
飛沫は直径0.005mm以上の大きさで、水分を含むため、届く範囲は感染源から1~2m程度と言われています。
ウィルスが1~2mも飛んでいくなら、けっこう多くの人に感染症がうつってしまう可能性があります。
これは避けたいですよね。
ちなみにマスクが感染予防効果を発揮するのは、「咳やくしゃみをしている側の人」がつけた場合です。
咳やくしゃみが響かない
突然ですが、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」というすっごくいい曲があるんですけど、
曲のクライマックス、息をするのも忘れるほどの緊張感!
・・・そしてそのあとにやってくる静寂。
ここで「くしゃみの音が響いたら・・・」コンサートの盛り上がりも半減しちゃいますよね。
周りのお客さんからも白い目で見られること間違いなし😓
でもマスクをしていれば、多少はくしゃみの音が小さくなります。
そもそも花粉やほこりを防げるし、のどの乾燥も予防できるのでコンサートに集中できます。
寝てしまっても恥ずかしさ軽減
どうしても眠くなりがちなのがクラシックコンサート。
あんぐり口を開けて、すやすや・・・
かなり恥ずかしいですね。
そんな時にはマスクが大活躍。
うっかり口を開けて寝ていてもバレませんよ!
眠くならない、寝ないコツを紹介した記事がありますので、興味がある方は読んでみて下さい。
>>クラシックコンサートで眠くならない・寝ない方法とは
咳がひどいなら無理にコンサートに行かないのも一つのエチケット
もし完全に風邪をひいていたり咳やくしゃみが止まらないなら、コンサートに行かないというのも一つの考え方です。
そして感染症にかかっている場合はあきらめて自粛するべきでしょう。
コンサートホールで観客と演奏者、そして音が一体となる雰囲気はとてもいいものです。
「ホールも楽器」という認識が強いクラシック音楽では、そこにいるみなさんが楽しい時間を過ごせるように気を配ることも、大切なエチケットではないでしょうか?
サントリーホールはそれ自体が素晴らしい楽器(共鳴箱)です。
引用:サントリーホールHP
でも、チケット代がもったいなかったり、席が空いてしまうのも残念です。
そんな時は友人に譲ることも一つの方法。
ちなみにオーストリアだと覆面禁止なので注意が必要
本題から少しはずれてしまいますが、海外事情を紹介しますね。
オーストリアでは、2017年に「覆面禁止法」なるものができたそう。
マスクをしていると、お巡りさんに声をかけられる可能性が!?
オーストリア政府は本年6月に成立した「公共の場での顔を覆うベールの 着用を禁止する」法律(覆面禁止法)が10月1日(日)から施行される旨を発表しました。
テロ対策の一環だそうですが、マスクも対象になるとのことです。
声をかけられたときに外せば問題ないようですが、従わないと警察署に連れていかれたり、罰金になることも・・・
言葉の壁がある外国では注意したいですね。
そもそも海外ではマスクをする人をあまりみかけません。
これは日本人特有の習慣です。
なので海外に行ったときには、マスクをしてコンサートに行くのは避けた方がいいかもしれません。
TPOに合わせて柔軟に対応して下さいね。
まとめ
この記事では、クラシックコンサートでマスクをすることに問題がないことをお伝えしました。
むしろ使った方がメリットはたくさんありましたね。
でも、ひどい時はコンサートに行かないという判断も必要です。
状況に応じて対応してくださいね。
演奏者目線からもマナー違反という認識はありませんので、安心してマスクを使いましょう。