あとですね、部活とかサークルの先輩にも使ってほしいんですよ。
どういう使い方をするかというと、新しく楽器を始める後輩さんに「とりあえずコレ見といてね😌」みたいにシェアしてもらえたらなと。そしたら、
- 後輩さんにいちいち直接教えなくてもいいじゃないですか?
- 自分の練習に集中できますよね?
という感じです。それではどうぞ!
【まずは動画どうぞ】チェロの手入れ方法(松脂塗り方・ケースへの出し方しまい方・保管場所や方法・ダンピット使い方)※初心者の方はこれ見といてね
【テキストで読む方はここからどうぞ】チェロの手入れ方法まとめ
以下の流れでお伝えします。
- チェロを準備するとき
- 弓を準備するとき
- チェロを片付ける(手入れと保管方法)
チェロを準備してみよう!
チェロをケースから出します。
出す時は左手でネックを持って、右手で側面のへこんでるとこを持つとやりやすいかもです。
楽器を下に置く時は左側を下にします。
これはチェロの中に魂柱(こんちゅう)という大切なパーツがあって、それが左側についてるから。
楽器職人さんに聞いてみてください…
エンドピンはまだ出さない方がいい
エンドピンは練習を始めるその時まで出さない方がいいかもです。
なんでかというと、足をひっかけやすいから。友人はエンドピンを誰かにひっかけられて、楽器倒れて破損しました😓
周辺にもあまり物を置かないなど、すっきりさせておいた方がリスクが少ないですね。
弓の準備
楽器の準備ができたら次は弓の準備です。
まずはケースから出しましょう。
まずは毛を張る
根本部分がネジになっているので、右回り(時計回り)に回して毛をピンと張ります。
で、「どのくらい張ればいいのよ?」と思いますよね。
結論、ちょうどいいくらいに張るってことなのですが、目安は木と毛の間が1センチくらい。
弓の張りすぎ状態はこれ
ゆるすぎ状態はこれ
弓の置き場所
弓がいい感じで張れたら、置き場所は以下のとおり。
- 楽器の上
- 椅子のうしろ
- 譜面台
楽器の上
椅子のうしろ
譜面台の上
弓に松脂(まつやに)を塗っていく
次は松脂を塗っていきましょう。
松脂を塗る意味は摩擦を作るためです。
松脂を塗らないとツルツル滑って、弦が振動しません。
物はいろいろあるんですが、安いわりになかなか優秀なのはこれ↓
まぁ好みなのでいろいろと使ってみてください。
以前はベルナルデルも使っていました↓
買ったばかりのマジで初回なら、かなり入念に塗ってください。10往復以上は塗った方がいい。
「もう何回か弾いてるよ!」という方は3〜4往復すればOKでしょう。
塗りすぎサインとしては、弾いた時に白い粉が舞うかどうか。
舞ったら塗りすぎと思っておいてくださいね。
それでは練習!
これで練習する準備が整いました。
エンドピンを伸ばして、楽器を構えてバリバリ練習しましょう💪
※楽器の構え方や弓の持ち方については別動画、別記事にします。
チェロの練習が終わった後の片付けや手入れ、保管方法と保管場所
松脂や手の汗をふきふき
まずは楽器を置いて(左側が下ね)、弓についた松脂を落としましょう。
松脂をそのままほったらかしておくとベタベタになっちゃいますので気をつけてください。
こんなふうに、木の部分をタオルでふきふきします。毛のところは拭かなくて大丈夫ですよ。
毛箱(フロッグ)の汗とか汚れを別のタオルで吹きます。
松脂と兼用だとベタつくので注意。
毛箱とはここのこと↓
あとは楽器本体についた松脂を拭き取ります。
弦のところや指板を吹いておきましょう。
次は松脂とは別のタオルで、木の本体部分をいろいろと拭いていきます。
ここまで終わったらエンドピンをしまって、楽器本体をケースにしまいます。
弦はゆるめなくて大丈夫ですよ。ギターの場合はちょっとゆるめた方がいいようですが、チェロは違います。
確かに指板は黒檀というとっても硬い木でできてますし、分厚いですもんね。
チェロの保管場所・保管方法
チェロをケースにしまったら、できるだけ横にして部屋のすみっこに置いときましょう。
上から物が落ちてこないような安全な場所にしてください。
部屋のスペースがなくて「立てて置いときたい」って場合はこんな感じで、倒れないよう工夫します。
部屋の温度や湿度はどのくらいがいいのか?
極端に暑すぎるとニスが溶けたりする可能性あります😱(かなり極端な例。経験あり)夏の車内とか注意。
乾燥してると木が剥がれたり割れたりする。暖房の直風とか当てないように注意です。
理想的にはこのくらいの環境がいいとされています!
- 室温・・・20〜25℃
- 湿度・・・50〜60%
楽器の中に入れて湿度調整!「ダンピット」は持っててもいいかも
「ダンピット」という便利な物がありまして、これを使うと楽器の湿度を適度に調整してくれる。
見た目はちょっとキモチワルイのですが、持っておいて損はないと思います。
使い方は以下のとおり。
- 水に濡らす
- 絞る・拭きとる
- f字孔の下の穴に入れとく
乾いてきたらまた濡らして、何回も再利用できます。もう何年も使ってる。
濡れタオルを使って代用できるっちゃできるけど、少々めんどくさいかもしれないですね・・・なのでダンピットおすすめします。
まとめ
チェロを手にしたばかりの方に向けて、今回は楽器の扱い方や手入れ、保管方法などお伝えしました。
ギガが余っていたり、Wifiがつながっている時はぜひ動画を見てくださいね!