こんな疑問に答えます。
私は現役のチェロ講師でして、これまでに個人レッスンは100人以上、グループレッスンを含めると200人以上は指導しています。
そんな中で「この人はいけるな・・・!」というタイプの人にはある程度の共通点があると思うので、それを今回はシェアしたいと思います!
チェロに向いてる性格ってこんな人
さっそくですが、チェロに向いてる性格の人は以下の2つです。
- 縁の下の力持ちタイプ
- がまん強い
縁の下の力持ちタイプ
当然ですがチェロは低音楽器なので、オーケストラの中では基本的に伴奏が多いです。
「私を見て!」というヴァイオリンの人たちを、支えたり引き立てたりする役割ってことですね。
※ヴァイオリンの人が読んでたらごめんなさい。
なので縁の下の力持ち、すなわち人をサポートしたりお膳立てしてあげることに喜びを感じる方はチェロに向いているといえます。
なわけで、いざという時には周りを引っ張る強さとか、ちょっとした目立ちたがり根性も大事なのではないかな、と思っています。
がまん強い
楽器の練習は地道で、細かい作業の積み重ねです。
本番のステージは華やかな世界に見えるかもしれませんが、上手になるためにはやっぱり忍耐強く練習する必要があります。
楽器が自分のいうことを聞いてくれるようになるには、けっこうな年数がかかったりします。
もしあなたが「チェロ始めてみようかな」と思っているなら、そのこともほんの少しだけ頭の片隅に入れてあげてくださいね。
チェロに向いてる体つきはこんな感じ
楽器の向き不向きは、性格だけじゃなく体格的な要素もあります。
チェロが向いてる体つきというと以下の3つです。
- 手が大きい
- 腕も長い方がいい
- 健康で丈夫な人(笑)
手が大きい方が有利
手が大きい方が、左手で弦を押さえるのが楽だと思います。
速いパッセージで音が飛ぶ時とか、重音がたくさん出てくる時とか。
ただ、指が長い人から言わせると「余っちゃって邪魔なんだよね」という意見も。
腕も長い方がいい
これは右手の話で、腕が長い方がボーイングは楽なはずです。
健康で丈夫な人だとベター
これは余談に近いですが、でもなにげなく重要かと。
チェロは楽器の中でも大きくて重い楽器だから、運ぶのに体力が必要だったりします。
というわけで、体が弱い人よりは健康で丈夫な人の方がチェロに向いてると思います!
【趣味ならOK】ちょっと小さめのチェロを使う方法もある
こんな人はレディースサイズのチェロを使ってみるのもひとつの方法です。
レディースサイズとは7/8の大きさのチェロのこと。
こぢんまりしているので、指が届きやすいし体に合うかもしれません。
ちなみに一流のチェリストも手が小さい人はいる
下記の方々は私が尊敬する一流チェリストのみなさまです。
手が小さいのに、それをまったく感じさせない素晴らしい演奏なのでぜひ聴いてみてください♪
遠藤真理さん
山崎伸子さん
向山佳絵子さん
※首席の位置の女性奏者です↓
菊地知也さん
結論:チェロは誰でも楽しめます
チェロが向いてる人についてお伝えしてきましたが、あくまで「あえて言うなら」という内容でした。
基本的に、チェロはどんな人にも演奏できる楽器です。
座って弾くので身体に負担はかからないし、長く続けられる趣味としておすすめ!
初めての方はお近くの音楽教室とかで体験レッスンを受けてみては?楽器が借りられるかどうかチェックをお忘れなく♪